ロジャー・フェデラーの生い立ちを当時の日本の出来事と共に振り返る

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テニス情報

男子テニスで元世界ランク1位のロジャー・フェデラーが2022年9月15日、自身の公式サイトを通じて現役を引退することを発表しました。

9月23日から25日にかけて開催されるレバーカップ(イギリス/ロンドン、室内ハード)を最後に、競技から離れることを明らかにしました。

ここではテニス界で一時代を築き上げたフェデラーの生い立ちや選手経歴を当時の日本の出来事と共に振り返ります。

ジュニア時代のフェデラー

フェデラーは両親の影響から3歳のときに初めてラケットを握った。週末になると、父が勤める会社のテニスコートへ連れて行ってもらい、家族でテニスを楽しんだという。

本格的にテニス競技に取り組むようになったのは8歳の時、母が彼を地元のテニスクラブに入会させてからだった。

幼少期はサッカーに熱を入れていたが、テニスに専念するため12歳の時にやめた。

15歳になるとスイスの18歳以下のジュニアチャンピオンとなり、これを機にジュニア選手として本格的に世界を転戦。同年5月にイタリアのジュニア大会で優勝し、初めて国外のタイトルを手にした。

1998年 フェデラー ジュニア世界1位に!

16歳で迎えた1998年はジュニア・サーキットを席巻。全米オープン・ジュニア準優勝をはじめ、オーストラリア・ジュニア・ヴィクトリア選手権、フィレンツェ国際ジュニア、マイアミ・オレンジボウルで優勝。

ウィンブルドン選手権・ジュニアに至ってはシングルスとダブルスで優勝し、ジュニア世界ランキングも1位に上り詰めた。

1998年(平成10年)日本の出来事

  • 冬季長野オリンピック開催
  • 第16回サッカーW杯仏大会に日本が初出場
  • 横浜ベイスターズが38年ぶりに日本一
  • 映画「タイタニック」ブーム
  • 横浜高校の松坂大輔投手が、高校野球の決勝戦でノーヒットノーランを達成

1999年 フェデラー プロ転向

サーキットを卒業してプロとなった1999年は世界ランキング302位から出発。

チャレンジャーツアーとATPツアーを股にかけ、後者は主にワイルドカードを貰いながら転戦した。チャレンジャーは優勝1回、ツアーは準々決勝進出が2回、マスターズ・シリーズ、グランドスラム、デビスカップの出場も果たした。

9月に世界ランキング100位の壁を破り、64位でシーズンを終え、13勝17敗を記録した。

1999年(平成11年)日本の出来事

  • ダイエーが26年ぶりパ・リーグ優勝
  • 「AIBO」発売
  • NTTドコモ「iモード」が大ヒット
  • ユニクロの「フリース」が大ヒット
  • 「だんご3兄弟」人気

2001年 フェデラー ホップマン杯初優勝!

2001年1月、ホップマンカップでスイスの優勝に貢献

月のロッテルダムは準優勝。続くミラン・インドアでは準決勝でエフゲニー・カフェルニコフを下し、勢いそのままに念願のATPツアー・シングルス・タイトルを手にした。

この年はバーゼルでも準優勝し、ランキングを12位まで上げ、準優勝2回、優勝1回、49勝21敗でシーズンを終えた。

2001年(平成13年)日本の出来事

  • ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)が大阪市にオープン
  • 東京ディズニーシー開園
  • プロ野球日本シリーズ、ヤクルトが近鉄を破り4年ぶり5回目の日本一
  • 米大リーグでイチローが日本人として初のMVPに選ばれる
  • 皇太子妃雅子さま、敬宮愛子内親王をご出産

2003年 フェデラー  GS・マスターズカップ初優勝!

2003年、2月から6月に掛けて6大会で決勝進出、うち4大会で優勝するなど好調な前半戦を過ごした。

この勢いでウィンブルドンへ乗り込むと、準決勝で優勝候補のアンディ・ロディックを、決勝ではマーク・フィリプーシスをストレートで下し、念願のグランドスラム優勝をスイス人男子として初めて成し遂げた。

更にマスターズ・カップで、これまで全敗を喫していたアンドレ・アガシをはじめ、この年のグランドスラム・チャンピオンを全て退けて栄冠を手にした。

この年は7大会で優勝し、78勝17敗(勝率82%)を記録。自己最高の世界ランキング2位でシーズンを締めくくった。

2003年(平成15年)日本の出来事

  • 横綱貴乃花が引退表明
  • 宮崎駿監督「千と千尋の神隠し」が第75回アカデミー賞長編アニメ映画賞を受賞
  • 水泳の北島康介選手、世界新で2冠
  • 阪神、18年ぶりリーグ優勝

2004年 フェデラー  世界1位 GS3冠

これまで4回戦進出が最高だった全豪オープンで決勝に勝ち進むと、サフィンを破って優勝。2月2日には遂に世界ランキング1位へ上り詰めた。

ウィンブルドンでアンディ・ロディックを、全米オープンでレイトン・ヒューイットを破って優勝。1988年のマッツ・ビランデル以来16年ぶりとなるグランドスラム年間3冠を達成した。この活躍から、アテネ五輪の開会式でスイス選手団の旗手を任された。

2004年(平成16年)日本の出来事

  • F1アメリカGP、佐藤琢磨が3位
  • サッカーアジアカップ、日本が連覇
  • 夏の甲子園、駒大苫小牧が北海道勢初優勝
  • アテネ五輪で日本選手大活躍、メダル最多の37個
  • シアトル・マリナーズのイチローがシーズン最多安打記録を84年ぶりに更新

2005年 フェデラー  GS2冠 史上初マスターズ4冠

2005年も好調を維持し、驚異的なペースで勝ち星を重ねた。

マスターズ・シリーズではインディアン・ウェルズ、マイアミ、ハンブルク、シンシナティで優勝。マスターズ・シリーズの年間4冠は史上初の快挙だった。

グランドスラムは全豪オープンでマラト・サフィンに、全仏オープンでラファエル・ナダルに、それぞれ準決勝で敗れるも、ウィンブルドンでアンディ・ロディックを、全米オープンでアンドレ・アガシをそれぞれ決勝で破って連覇を果たす。

2005年(平成17年)日本の出来事

  • 日本プロ野球 セ・パ交流戦が開幕
  • 愛知県で「愛・地球博」が開幕園
  • ドラえもんの声優が一斉交代
  • ライブドアがニッポン放送株式を大量取得して、フジテレビと対立
  • 中部国際空港が開港

2006年 フェデラー  GS3冠 マスターズカップ優勝

マスターズ・シリーズではインディアンウェルズ、マイアミ、カナダ、マドリードで優勝、モンテカルロ、ローマで準優勝。

グランドスラムでは全豪オープン、ウィンブルドン、全米オープンで優勝。全仏オープンは決勝でナダルに敗れ、年間グランドスラムを阻まれた。

10月はジャパン・オープン・テニス選手権に出場。決勝でティム・ヘンマンを破り、初来日を優勝で飾っている。

更にマスターズ・カップでも優勝し、出場した17大会のうち16大会で決勝に進出。12大会で優勝する異次元の活躍を魅せ、戦績は92勝5敗(勝率94.8%)に上った。

2006年(平成18年)日本の出来事

  • トリノオリンピック開催、荒川静香がフィギュアスケートで日本人初の金メダル
  • 第1回ワールド・ベースボール・クラシック開催し、日本が優勝
  • 夏の高校野球、決勝戦が引き分け再試合に。ハンカチ王子人気
  • 文仁親王妃紀子が皇室に41年ぶりの男子、悠仁親王を出産
  • FIFAワールドカップ開幕

2007年 フェデラー  ウィンブルドン5連覇 歴代最長連続世界1位

グランドスラムでは、全豪オープンを全試合ストレート勝ちで優勝。グランドスラムでの達成は1980年全仏オープンのビョルン・ボルグ以来27年ぶり史上4人目で、全豪オープンとしては1971年のケン・ローズウォール以来の快挙であった。

全仏オープンは決勝でナダルに敗れ、年間グランドスラムを阻まれた。

ウィンブルドンは決勝でナダルとの接戦を制し、1980年のビョルン・ボルグ以来となる5連覇を達成。

全米オープンも決勝で新鋭ノバク・ジョコビッチを破り、前人未到を更新する4連覇を果たした。
これにより、歴代最多となる10大会連続グランドスラム決勝進出を達成した。

2007年(平成19年)日本の出来事

  • 大相撲で白鵬翔が史上4人目の外国人横綱となる
  • 安倍晋三首相が辞任、福田康夫内閣発足
  • 京都大学の山中伸弥教授が、人工多能性幹細胞(iPS細胞)の作成に成功したと発表
  • ゴルフの石川遼がKSBカップで優勝し、15歳8ヶ月のメジャー世界最年少優勝を果たす
  • 第1回東京マラソン開催

2008年 フェデラー  全米5連覇 北京五輪金メダル

不安視された全米オープンでは意地を見せ、準決勝でジョコビッチを下して全豪の雪辱を果たすと、決勝でマリーを6-2, 7-5, 6-2で下し、対マリー戦の連敗を止めて大会5連覇を達成した。

グランドスラムのシングルス2大会の5連覇達成は史上初の快挙であった。また全米オープンの5連覇はオープン化以前まで遡り、全米選手権時代に達成されたウィリアム・レンショーの6連覇以来、実に84年ぶりの出来事であった。

北京五輪で、フェデラーは2大会連続でスイス代表旗手を務めた。シングルスでは準々決勝でブレークに4-6, 6-7のストレートで敗れたものの、スタニスラス・ワウリンカと組んだダブルスでは決勝でスウェーデン代表のアスペリン/ヨハンソン組を6-3, 6-4, 6-7, 6-3で下して金メダルを獲得した。

2008年(平成20年)日本の出来事

  • 『崖の上のポニョ』が劇場公開
  • リーマン・ショック
  • 「アラフォー」が流行語大賞を受賞
  • 北京五輪開催
  • 日本人4人がノーベル賞を受賞

2009年 フェデラー  キャリアグランドスラム達成!

欧州クレーコート・シーズンは、マドリード・マスターズで、決勝でナダルのクレーコート連勝数を33勝で止めて優勝。

続く全仏オープンでは、4回戦でナダルを破ったロビン・セーデリングを6-1, 7-6, 6-4で破り、悲願の全仏オープン初優勝を果たし、史上6人目となるキャリア・グランドスラムを達成、併せてサンプラスと並び歴代1位となる四大大会14度目の優勝を挙げた。

ウィンブルドンでは、準々決勝でイボ・カルロビッチを下し、四大大会連続準決勝進出記録を更新。準決勝ではトミー・ハースを下し、レンドルが持つ四大大会決勝進出数を更新する20回を達成。

決勝ではロディックと対戦し、四大大会男子シングルス決勝史上最多ゲーム数を更新する77ゲームに及ぶ5-7, 7-6, 7-6, 3-6, 16-14の激闘の末に2年ぶり6度目の優勝を果たし、四大大会優勝数歴代最多記録を樹立。

2009年(平成21年)日本の出来事

  • 鹿児島市の桜島が爆発的噴火
  • MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島完成
  • 国際宇宙ステーションで日本が担当する実験棟「きぼう」が24年かけて完成
  • 裁判員制度による初の裁判が始まる

2010年 フェデラー  全豪V4 ツアーファイナルズV5

全豪オープンでは、決勝でマリーを破り優勝。これによって、自身の4大大会優勝最多記録を16に伸ばした。また、2月22日発表の世界ランキングで1位通算在位記録でレンドルの「270週」を抜き歴代2位となった。

しかし、全仏オープンでは準々決勝でセーデリングに6-3, 3-6, 5-7, 4-6で敗れ、連続準決勝以上進出記録が23大会で途切れ、世界ランキング1位通算在位記録も歴代1位のサンプラスの「286週」にあと1週と迫りながらも、6月7日発表の世界ランキングで2位に転落。

続くウィンブルドンでも準々決勝にて第12シードのトマーシュ・ベルディヒに4-6, 6-3, 1-6, 4-6で敗退。フェデラーが同大会で決勝進出を逃したのは実に8年ぶりであり、大会後、世界ランキングは3位に転落した。

2010年(平成22年)日本の出来事

  • バンクーバー五輪、高橋大輔がフィギュア男子初のメダル
  • バンクーバー五輪、浅田真央が銀メダル
  • サッカーワールドカップ南アフリカ大会で日本大健闘のベスト16
  • 小惑星探査機「はやぶさ」が地球に帰還
  • 朝青龍が電撃引退

2012年 フェデラー  ウィンブルドンV7 歴代最長1位在位記録

ウィンブルドンでは、3回戦でジュリアン・ベネトーに苦戦するも2セットダウンから逆転で下し、準決勝で前年の覇者ジョコビッチを破り、ウィンブルドン史上最多タイとなる8回目の決勝進出。

決勝ではイギリス勢74年ぶりの決勝進出を果たしたマリーを4-6, 7-5, 6-3, 6-4で破り、ウィリアム・レンショー、サンプラスに並ぶ史上最多タイとなる7度目の優勝を飾ると同時に、4大大会通算17勝目を挙げた(4大大会優勝は2010年全豪オープン以来2年半ぶり)。

そして、この優勝により大会翌日更新の世界ランキングにて、約2年ぶりに世界ランキング1位に返り咲き、その翌週のランキングで1位在位期間が通算287週となり、サンプラスを抜いて男子歴代単独1位在位記録となった。

8月にウィンブルドンを会場にして行われたロンドンオリンピックでは、シングルス準決勝でフアン・マルティン・デル・ポトロとの激戦(3セットマッチ史上最長4時間26分)を制し初の決勝進出を果たし、史上3人目の生涯ゴールデンスラムの期待も高まったが、地元イギリスのマリーにストレートで敗退し、銀メダルに終わった。オリンピックシングルス部門では4度目の出場で初のメダル獲得であった。

2012年(平成24年)日本の出来事

  • 東京スカイツリーが開業
  • ロンドンオリンピック開催、史上最多のメダル獲得
  • レスリングの吉田沙保里が国民栄誉賞受賞
  • ノーベル生理学・医学賞に京都大学教授山中伸弥が受賞
  • マイクロソフトのOS「Microsoft Windows 8」発売

2014年 フェデラー  デビス杯初優勝!

フランス・リールで行われたテニスの国別対抗戦・デビスカップ2014決勝では、シングルス・ダブルスそれぞれ1勝を挙げ、3対1でフランスを下しスイスの初優勝に貢献した。

2014年は5大会で優勝、73勝12敗(勝率85.9%)、年間最終ランキングを2位で終え、前年の不調から一転、好調な一年であった。また、決勝進出11大会・マッチ勝利73勝はいずれも2014年のツアー最多記録であった。

2014年(平成26年)日本の出来事

  • 全米OPで錦織圭が準優勝
  • ソチ五輪 羽生結弦が金メダル 
  • 松山英樹が日本人4人目の米ツアー優勝
  • 葛西紀明がW杯史上最年長優勝
  • 井上尚弥、世界最速プロ8戦目で2階級制覇

2017年 フェデラー  全豪V5 ウィンブルドンV8

全豪オープン4回戦で第5シードの錦織圭と初めてグランドスラムで対戦、6-7(4), 6-4, 6-1, 4-6, 6-3で破り、準々決勝でミーシャ・ズベレフに6-1, 7-5, 6-2で破り、準決勝で第4シードのスタン・ワウリンカを7-5, 6-3, 1-6, 4-6, 6-3で破り、7年ぶりに決勝進出。

自身全豪オープンで100試合目となった決勝では第9シードのラファエル・ナダルとグランドスラムでは2014年全豪オープン以来、グランドスラム決勝では2011年全仏オープン以来の対戦となり、6-4, 3-6, 6-1, 3-6, 6-3で破って、全豪では2010年以来5回目、グランドスラムでは2012年ウィンブルドン選手権以来となる優勝を収め、完全復活を印象付ける大会となった

ゲリー・ウェバー・オープン初戦で杉田祐一に勝利し、史上2人目となるツアー通算1100勝目を達成した。 

ウィンブルドンではアレクサンドル・ドルゴポロフ、ドゥシャン・ラヨビッチ、ミーシャ・ズベレフ、グリゴール・ディミトロフ、ミロシュ・ラオニッチ、そしてトマーシュ・ベルディハにいずれもストレート勝ちと安定した勝ち上がりで2年ぶりに決勝へ進出。決勝でマリン・チリッチを6-3, 6-1, 6-4で破り、5年ぶり歴代最多となる8勝目を挙げた

2017年(平成29年)日本の出来事

  • 小平奈緒、世界スプリントで日本女子初の総合優勝
  • 浅田真央 引退
  • インディ500で佐藤琢磨が日本人初優勝
  • 陸上100m桐生、日本人初の9秒台
  • 世界陸上男子リレーで日本がメダル

2018年 フェデラー  全豪2連覇V6 GS20勝 世界1位最年長記録

第2シードで臨んだ全豪オープンでは、準決勝までの全試合をストレート勝ちで決勝戦に進出。決勝では第6シードのマリン・チリッチと対戦。

6-2, 6-7, 6-3, 3-6, 6-1のフルセットの末に勝利し、全豪オープン2連覇かつ、史上最多タイ6度目の優勝、同時にグランドスラム20勝目を達成した

2018年(平成30年)日本の出来事

  • 大坂なおみが全米オープン優勝
  • 大谷翔平、メジャー新人王に
  • 羽生結弦に国民栄誉賞授与
  • U20なでしこ、W杯制覇 
  • 大谷翔平、メジャー新人王に 

2019年 フェデラー ツアー100勝目 ウィンブルドン史上初通算100勝

ウィンブルドン選手権では、準々決勝で錦織圭を4-6, 6-1, 6-4, 6-4で破った一戦が、ウィンブルドンマッチでの100勝目となった。

同一グランドスラム100勝は史上初の快挙。準決勝ではグランドスラム2大会連続で、そしてウィンブルドンでは11年ぶりにナダルと対戦し、7-6(3), 1-6, 6-3, 6-4で全仏の借りを返した。

決勝ではジョコビッチと対戦し、6-7(5), 6-1, 6-7(4), 6-4、そしてファイナルセットは12-12まで決着がつかず、本大会の男子シングルスで初めて最終セットタイブレークにまでもつれた末3-7で力尽き、去年に続いて長期戦の末に涙をのんだ

10月14日に有明コロシアムで開催されたチャリティマッチ「UNIQLO LifeWear Day Tokyo」に参加し、非公式試合ではあるが13年ぶりに日本でプレーを披露した

2019年(平成31年)日本の出来事

  • テニス・ブリスベン国際 錦織圭が3年ぶりツアー優勝
  • 大坂なおみが全豪オープン初優勝 世界ランキングTOPへ
  • テニス・望月慎太郎が日本人の四大大会ジュニア優勝
  • 全英女子オープン 渋野日向子が初出場・初優勝
  • 2019NBAドラフト、八村が日本人初の1巡目指名

2022年  フェデラー ウィンブルドン初欠場・引退へ

ウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)で8度の優勝を含むグランドスラム通算20勝、ツアー通算103勝を誇るフェデラーは現在41歳。ここ数年は膝の故障と手術に多くの時間を費やし、ツアーを離れている。

「皆さんも知っての通り、この3年間僕は怪我や手術という困難に挑戦してきました。完全に戦える状態に戻すために努力してきました。しかし僕は自分の身体の能力と限界も知っていますし、今自分へのメッセージは明確です。」

「僕は41歳です。24年間で1,500試合以上プレーしてきました。テニスは、僕が夢見た以上に寛大に僕を扱ってくれました。そして今、僕は自分の競技生活に終止符を打つ時だと認識しなければなりません」

「来週ロンドンで行われるレーバーカップが、僕にとって最後のATPイベントとなります。 もちろん、これからもテニスはプレーしていきますが、ただグランドスラムやツアーには出場しません」

フェデラーが最後の舞台に選んだレーバーカップには、R・ナダル(スペイン)、N・ジョコビッチ(セルビア)、A・マレー(イギリス)のビッグ4が揃って出場することが発表されている。

また、このフェデラーの引退発表に対して多くの現役、引退したトッププレーヤー達がSNSを通じて感謝や労い、応援のメッセージを送っている。

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