中日ドラゴンズの根尾昂投手の帽子の裏に何が書かれているのか、
みなさん知っていますか?
例えば、立浪監督は「氣」という文字を書かれていますよね。
根尾昂投手は「万事塞翁が馬」と書いています。
ではその言葉は何を意味するのでしょうか?
野球選手等のアスリートが、自分を奮い起こす言葉や座右の銘などを
帽子の裏に記入しているシーンを目にします。
今回の言葉の意味を調べてみると、現在の根尾投手の置かれている状況と
リンクする部分があるように感じました。
「人間万事塞翁が馬」とは
人生は、良いことも悪い事も予測できないということ。
幸せが不幸に、不幸が幸せにいつ転じるかわからないのだから、
安易に喜んだり悲しんだりするべきではないというたとえです。
また、人生において、何がよくて何が悪いのか、後になってみないとわからない。
という意味もあります。
「人間万事塞翁が馬」解説
”人間”の意味は、「世間」「世の中」「人生」という意味です。
”万事”の意味は、「あらゆること」「すべてのこと」という意味があります。
”塞翁”とは、「お城に住むおじいさん(”塞”=城塞、”翁”=おじいさん)」という意味です。
では“馬”は、このことわざの由来となったエピソードから来ています。
「中国の北のほうにお城がありました。そこに住むおじいさんの馬が、ある日逃げ出してしまったのです。逃げ出したことを知った近所の人々は、おじいさんを慰めました。しかし、おじいさんは「このことが幸運を呼び込むかもしれないよ」とあまり気に留めていませんでした。しばらく経ってから、なんと逃げた馬が戻ってきました。しかも、たくさんの馬を連れて戻ってきたのです。近所の人々は、喜びましたがおじいさんは「このことが禍になるかもしれないよ」と言うのです。しばらくすると、おじいさんの息子がその馬から落ちて怪我をしてしまったのです。近所の人々がお見舞いに行くと老人は「このことが幸運を呼び込むかもしれないよ」と言いました。やがて戦争が起き、この城も戦争に巻き込まれてしまいました。しかしおじいさんの息子は足を怪我していたので、戦争に行かずに済みました。」
このエピソードから「人間万事塞翁が馬」ということわざが生まれました。
根尾昂投手の未来
ドラフト1位での入団に始まり、外野手、野手、そして投手での登録。
外から見ればたらい回しで、上手く行くはずがないと思いますよね。
でも根尾君は帽子の裏に書きました。
「万事塞翁が馬」
人生は、良いことも悪い事も予測できないということ。
人生において、何がよくて何が悪いのか、後になってみないと分からない。
何も心配する必要はないね。
彼は冷静に自分の現在地を把握し、目標に向かって努力している。
だからファンは信じて応援あるのみです!
最後に、根尾君には大きな怪我や故障もなくプロ野球人生を永く続けて欲しいです。
「無事これ名馬なり」
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