無事之名馬(ぶじこれめいば)これは、「能力が多少劣っていても、怪我なく無事に走り続ける馬は名馬である」とする考え方を表した格言です。
馬を人間に変えるならば、大きな怪我や病気、故障等なく無事に過ごす者は評価されると言えるのかもしれませんね。
プロ野球選手の選手寿命は長くありません。
少しでも長く現役を続けたいと思うのは、プロ野球選手であれば誰もが思う事ではないでしょうか。
しかし、その中でも20年以上現役を続けられた選手がいます。
ここでは、中日ドラゴンズで現役を長く続けた選手を紹介します。
山本昌 現役年数 29年
通算成績
581試合 防御率3.45 219勝165敗5S 投球回3,348回2/3 2,310奪三振
主なタイトル
- 最多勝利:3回 (1993年、1994年、1997年)
- 最優秀防御率:1回 (1993年)
- 最多奪三振:1回 (1997年)
- 最高勝率 :1回 (1993年)
中日ドラゴンズ一筋29年のレジェンドは、ラジコンの腕前も一流です。
著書の中でも「ラジコンのおかげで50歳まで現役でいられた」と語っています。
1つの球団でこれだけ長くチームに貢献し続けるのは、並大抵のことではありません。
仕事や趣味にと、1つの事を究めていく姿は私たちに参考になる事ばかりです。
山﨑武司さんとのユーチューブ動画も面白いですね。
谷繫元信 現役年数 27年
通算成績
3021試合 2108安打 打率.240 229本塁打 1040打点 32盗塁
3021試合出場はNPB歴代最高記録になっています。
扇の要を長年務めた谷繁捕手は実働27年の活躍でした。
厳しいプロ野球の世界で一番大変なポジションと言われている捕手での最多試合出場は歴史に残る偉業となりました。
またユニフォーム姿を見せてくれる日が待ち遠しいですね。
山﨑武司 現役年数 25年
通算成績
2249試合 1834安打 打率.257 403本塁打 1205打点 14盗塁
主なタイトル
- 本塁打王:2回 (1996年、2007年) ※両リーグでの獲得は史上3人目
- 打点王:1回 (2007年)
- 最多勝利打点:1回 (1998年)
豪快なスイングでホームランを量産し、史上3人目の両リーグでの本塁打王に輝いています。
39歳での本塁打王と打点王の獲得は、歴代2位の記録になっており、キャリア後半にも衰える事なく第一線で活躍し続けました。
引退後はスポーツコメンテーターとして活動する傍ら、企業や学生向け講演の講師やレーサーとして、またスポーツカーやミニカー、腕時計など多方面の趣味を活かし活躍中。
まとめ
ここで紹介した3人に共通するのは、故障が少なく体が強いという事があげられます。
無事之名馬(ぶじこれめいば)この格言にあるように、能力が多少劣っていても、怪我なく無事に走り
続ける馬は名馬である。大きな怪我や病気、故障等なく無事に過ごす者は評価される。
この様な考え方を体現している選手たちでした。
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